目立たない入れ歯なら精密義歯|咬み合わせ専門歯科 高松市の吉本歯科医院

ブリッジはもうできないと言われた場合

「ブリッジがグラグラで今にもとれそう、とれてしまった後はどうしたらいいですか?」
「上の歯がほとんどありません。今、数本の歯をブリッジでつないでいます。グラグラになっておりブリッジが今にも取れそうです」

ブリッジ治療で神経を取ってしまっている歯が揺れて歯が落ちそうになっています。

このようなお悩みで吉本歯科医院にお越し下さる方は多くいらっしゃいます。

「部分入れ歯をするのは抵抗がある。どうしてもブリッジ治療にしたい。目立つのは嫌。」そうおっしゃる患者さんは多いです。

しかし、もともと弱い歯にさらにブリッジをかけてしまうとどのような事になるでしょうか?

無理してブリッジをかけたとして最初は良くとも、しばらくするとすぐに揺れを感じるようになります。ブリッジが揺れ始めると、駄目になるのに時間はかかりません。

このように多くの場合、もう一度ブリッジをしたいものの、他の歯を使用してブリッジが困難な状態の患者さんは少なくありません。

その場合、きちんとした治療を希望される方がほとんどです。

今回はそのような症例の場合、どのような治療方法があるのかをお伝えいたします。

ブリッジがとれそう、今後の治療方法とは

ブリッジがとれそうな場合、患者さんにとっては今すぐにでもどうにかして欲しいと思われるのではないでしょうか?患者さんによってはすぐにダメになってもいいから「ブリッジをもう一度繋いで欲しい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

しかし、ブリッジ治療を繰り返している場合には、次に受けられる治療方法は十分に考えて治療を受けられることをおすすめしております。

ブリッジ治療の落とし穴

ブリッジがグラグラでとれそう|ブリッジ治療ができないと診断された場合|高松市の吉本歯科医院

ブリッジがダメになってしまった場合、その多くは支えとなる歯が虫歯や歯周病、あるいは歯が破折している可能性があります。

その場合にはその歯を抜歯する必要があります。

または仮にその歯を使えたとしてもかなり状態が悪く強度は弱く、どんなに高額な材質を選択してもご自身の歯の根自体に耐久性がないことは間違いありません。

そのため、「ブリッジはもうできない」という診断された場合には、「その部分だけをどうにかする」という考えではなく全体を治療していくという考え方が、患者さんにとって重要な選択となります。

仮になんとかブリッジをかけなおしができた場合であっても、将来かならず同じことを繰り返してしまいます。

その時にはさらに費用面、精神面、時間も負担が大きくなってしまいます。

そこで、今後ブリッジにせずに、歯を失ったところにインプラント治療か入れ歯(義歯)治療かという選択がでてきます。

この場合、単にインプラント治療あるいは、入れ歯(義歯)治療が嫌だという要素のみの選択では、その先困ってしまう状況になりかねないこともあります。

今回はその際に、より良い選択ができるようにインプラント治療か入れ歯(義歯)治療かという選択のポイントをお伝えできればと思います。

一般的な部分入れ歯治療の場合

メリットは外科手術がないことです。

最大のデメリットは、一般的な部分入れ歯の場合、支える歯を痛めやすいことです。

また、残っている歯を支えにしている場合、その歯がダメになってしまうと、また作り替えになってしまう可能性もでてきます。

そのため、当院では、入れ歯治療で考えていく場合は、このような一般的な部分入れ歯ではなく、入れ歯治療の1つであるテレスコープ義歯やオーバーデンチャー治療をおすすめしております。

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テレスコープ義歯治療

一般的な部分入れ歯は、自分の歯の代わりとなる人工歯と、粘膜の上に乗る歯茎と似た色の床[しょう]、これらを残っている歯に固定するためのクラスプ(留め具)からなります。テレスコープ義歯は、クラスプではなくクラウンが付いており、残っている歯をすっぽりと覆って維持させる入れ歯になります。入れ歯がしっかりと固定されるので、安定しやすい特徴があります。入れ歯の中に特殊な装置をつけることで、入れ歯を外れにくくする方法です。

■メリット■
・土台の歯をすっぽりと覆って維持するため、入れ歯の面積を小さくすることができ、違和感が少ないです。
・クラスプのついた入れ歯よりも、残っている歯への負担が少ない
・一般的な入れ歯のようにクラスプ(留め具)がないため、入れ歯であることが気づかれにくい
・安定性が高く、ずれたり、外れたりしにくい
・修理がしやすいため長期間使用することができます。
・夜も装着したまま眠ることができます。もちろん取り外してクリーニングもしやすいです。

■デメリット■
最大のデメリットは土台となる歯を大きく削る必要があります。(ほとんどすべての歯を使うため)
・複雑な調整を繰り返し行うため完成まで時間がかかります。
・歯の残っている部位によって、適応できない場合もあります。歯を全て失っている場合には適応できません。
・もともと神経がない歯に作ると歯が根っこごと割れてしまうケースが多くあります。

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インプラント治療の場合

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インプラント治療の最大のメリットは固定式であることです。

固定効果が義歯と比べて強いため、インプラントの上に歯を装着後は、自分のようによく噛めるとおっしゃっていただく場合が多いです。

デメリットは外科手術が伴うことです。

入れ歯とインプラントの違いについてお話します。入れ歯治療・インプラント治療ともにそれぞれにメリット・デメリットがあります。大きな違いとしては下記となります。

①手術が必要かどうか
②保険適用の有無
③治療に必要な期間
④処置後のお手入れ方法

①インプラントは手術が必要

最も大きな違いとしては外科的な手術が必要かどうかです。インプラント治療の場合、インプラントというネジを顎骨に埋め込むための手術が必要となります。

一方、入れ歯治療の場合、特に手術は必要ありません。

また、インプラント治療の場合、インプラントを顎骨にしっかり固定する必要があります。そのため歯周病や骨粗しょう症などにより顎の骨の面積が不十分(骨が少ない)場合にはインプラント治療ができないケースもあります。(※オールオン4Ⓡインプラントという治療なら骨がない場合でも可能なケースがあります)

②インプラントは自費治療、入れ歯は保険適用可能

費用面でも入れ歯治療とインプラント治療には違いがあります。インプラント治療の場合、自費診療なので全額患者さんの負担となります。入れ歯治療の場合は、保険適用による入れ歯と自費による入れ歯の両方が存在します。保険の入れ歯の場合、約5,000円から入れ歯を作ることが可能なので、予算と希望に合わせて入れ歯を選ぶことができます。

③治療に必要な期間

入れ歯治療とインプラント治療では、処置に必要な期間に違いがあります。入れ歯治療の場合、保険での入れ歯であれば約1か月~2か月で入れ歯が完成します。自費の精密入れ歯の場合には長くかかることがあります。インプラント治療の場合、処置を行う場所や顎骨の状態によっても異なりますが、治療完了までに3か月~1年ほどの期間が必要になります。

④お手入れの方法

処置後のお手入れ方法も異なります。入れ歯治療の場合は、口腔内から入れ歯を取り出し、入れ歯専用のブラシと洗浄剤でのお手入れをする必要があります。インプラント治療では、普通の歯と同じように歯磨きや歯間ブラシでのブラッシングによるお手入れになります。

大きな違い

●入れ歯・・・足りない歯を表面的に補うもので、歯の根っこの部分まで補うことはありません。残っている歯を利用して入れ歯を支えるため、外科的な治療はありません
●インプラント・・・顎の骨に金属の土台を埋めこみ、その上にかぶせものをして歯を補います。骨に埋め込む際に、外科的治療が必要です

入れ歯とインプラントの大きな違いは「人工歯根がないか・あるか」という点です。

当医院では、患者さまの歯の状態や骨の状態、また健康状態に合わせて入れ歯かインプラントを選択させていただいております。少ない本数の歯を失った場合は、インプラントをお勧めする事も多くありますが、沢山の歯を失ってしまった方には、入れ歯の方が将来的に残っている歯を守る事ができる場合もあります。

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